「お菓子のホームラン王」ナボナの真相!王貞治CM秘話と現在の姿
昭和のテレビ文化とお茶の間の記憶に深く刻まれた名フレーズ「ナボナはお菓子のホームラン王です」。読売ジャイアンツの黄金期を牽引した世界のホームラン王・王貞治氏が放ったこの一言は、東京・自由が丘の老舗和菓子店「亀屋万年堂」の銘菓「ナボナ」を一躍全国区のトップブランドへと押し上げました。
発売から60年以上が経過した現在、ナボナはシャトレーゼグループへの参画という大きな転換期を経て、伝統の味を守りつつ新たな進化を遂げています。半世紀以上にわたって語り継がれる伝説のCM誕生秘話、フレーズに込められた真意、そして2026年現在の販売事情や味のラインナップまで、知られざる歴史と現場の実態を総力取材で解き明かします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:「お菓子のホームラン王」は1967年放映開始のCMで王貞治氏が放った昭和を代表する伝説的キャッチコピー。
- 要点2:巨人の大スター出演の裏には、亀屋万年堂の経営陣と王氏が高校時代から育んだ深い友情と信頼関係が存在した。
- 要点3:シャトレーゼ傘下となった現在も自由が丘の伝統製法を守り、進化型ナボナや通販・直営店を通じて幅広い世代へ親しまれている。
【誕生秘話】「ナボナはお菓子のホームラン王です」が生まれた時代背景と由来
昭和40年代、日本中が高度経済成長とプロ野球の熱狂に包まれていた時代、テレビから流れてきた「ナボナはお菓子のホームラン王です」という言葉は、子どもから大人まで瞬く間に日本全国を虜にしました。このフレーズが誕生した1967年(昭和42年)、読売ジャイアンツは前人未到の日本シリーズ9連覇(V9)の真っ只中にあり、背番号1を背負う王貞治氏はまさに日本中の憧れの象徴でした。
そもそも「ナボナ」は、亀屋万年堂の創業者である引地末治氏がヨーロッパを視察した際、イタリア・ローマの「ナヴォーナ広場」で見た人々の笑顔や活気にインスピレーションを受け、1963年(昭和38年)に誕生させた焼き菓子です。当時の日本にはなかった「和菓子のどら焼きのような親しみやすさを持ちながら、洋菓子のふんわりとしたカステラ・ブッセ生地でクリームを挟む」というハイブリッドな発想で作られました。
「お菓子のホームラン王」という言葉の由来は、単に王氏がホームランバッターだったからというだけではありません。「誰もが一口で笑顔になり、お菓子界の頂点に立つ最高峰の存在を目指す」という創業者の職人魂と、グラウンドで孤高の挑戦を続ける王氏の姿が完全に合致したことで、この不滅のキャッチコピーが生み出されました。

王貞治氏と亀屋万年堂の固い絆|なぜ現役トップ選手が出演を引き受けたのか?
当時、超一流アスリートが特定の企業のテレビCMに単独出演することは極めて異例でした。ましてや世界的な大打者である王貞治氏を起用できた背景には、莫大な広告費ではなく、高校時代から続く人間味あふれる義理と友情がありました。
王氏が早稲田実業高校時代、亀屋万年堂の創業者一族である引地家との深い個人的な親交が始まりました。王氏がまだ一握りの有望選手に過ぎなかった頃から、家族ぐるみで温かく見守り、激励し続けてくれた恩義を王氏は深く心に刻んでいたのです。後年のインタビューや手記においても、王氏は「引地さんから頼まれたから喜んで引き受けた。お金やビジネスの損得ではなく、人と人との義理で出た仕事だった」と振り返っています。
CM撮影現場でも王氏は一切の気取りを見せず、慣れないセリフ回しに何度も挑戦しながら、あの親しみやすい笑顔でお茶の間に語りかけました。この真摯な人柄が画面越しに伝わったからこそ、ナボナは単なるヒット商品にとどまらず、世代を超えて信頼される東京土産の定番へと昇華しました。
【徹底比較】ナボナのラインナップ・価格・賞味期限データ一覧
現在のナボナは、発売当初からのクラシックな味わいを継承する定番ラインに加え、現代の嗜好に合わせた季節限定商品やリッチな生タイプまで多彩に展開されています。購入時の目安となる基本スペックを比較表にまとめました。
| 商品シリーズ | 主なフレーバー・味の種類 | 1個あたりの価格帯(税込目安) | 賞味期限・日持ち | おすすめの用途・特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ナボナ(伝統定番) | チーズクリーム、パインクリーム | 約162円〜180円 | 約60日(常温) | 東京土産、ビジネス手土産、贈答用の王道 |
| ナボナ ロングライフ | バニラ、チョコレート、ミックスベリー | 約130円〜150円 | 約60日(個包装) | ひと回り小ぶりで食べやすい、配り用ギフト |
| 季節限定ナボナ | あまおう苺、北海道メロン、マロン等 | 約180円〜200円 | 約30日〜60日 | 季節の挨拶、旬の味を楽しむ自家需要 |
| 生ナボナ(直営・催事限定) | 濃厚フレッシュチーズ、生チョコ等 | 約220円〜260円 | 要冷蔵 2〜3日 | プレミアムデザート、自分へのご褒美スイーツ |

【実態検証】東京土産としての評判とシャトレーゼ買収後のリアルな変化
2021年1月、亀屋万年堂が菓子大手「シャトレーゼホールディングス」の傘下に入ったニュースは、経済界のみならず長年のファンにも大きな衝撃を与えました。「味が変わってしまうのではないか」「伝統が失われるのではないか」という懸念の声がSNSを中心に上がったのも事実です。
しかし、実際の現場を取材すると、この統合は「伝統の継承と原材料の劇的な品質向上」をもたらす好循環を生み出していることが分かります。シャトレーゼが持つ山梨県白州の名水や契約農家直送の新鮮な卵・牛乳・バターなどの原材料調達網を共有することで、ナボナの命であるブッセ生地のふんわり感とクリームのコクが一段と研ぎ澄まされました。
実際の利用者アンケートやレビューでも、「昔ながらのチーズクリームの粒々とした塩味が絶妙」「パインクリームの酸味が現代風に洗練された」と極めて高い評価を維持しています。自由が丘本店をはじめとする都内直営店舗はもちろん、東京駅や羽田空港の主要売店、公式オンラインショップでも安定した人気を誇っており、東京を象徴するロングセラー銘菓としてのポジションを盤石なものにしています。
一般に知られていない盲点とネットの誤解|「ナボナは和菓子?洋菓子?」
ナボナに関してネット上で頻繁に見られる疑問が「亀屋万年堂は和菓子屋なのに、ナボナは完全な洋菓子ではないのか?」という点です。ここには、日本の近代菓子史における興味深い構造があります。
ナボナの分類は正確には「和洋折衷の焼き菓子(ブッセ)」です。生地自体は洋菓子のビスキュイ生地に近しい製法ですが、当時の和菓子職人がどら焼きの皮を焼く繊細な火加減と職人技を応用して開発されました。だからこそ、緑茶にもコーヒー・紅茶にも完璧に調和する唯一無二の口どけが完成したのです。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
贈り物や手土産としてナボナを選ぶ際、失敗しないための判断基準を整理しました。
▼ ナボナを強くおすすめできる人・シーン
- 昭和カルチャーや野球好きのシニア世代へのギフト:王貞治氏のCMフレーズは今なお絶大な共感を呼び、会話のきっかけとして最高の威力を発揮します。
- 職場や大人数への小分け配り:個包装で日持ちが約60日と長く、常温保存が可能なためビジネス手土産に最適です。
- 子どもからお年寄りまで集まるファミリー層:ふんわりと柔らかく喉に詰まりにくい食感のため、幅広い年齢層に安心して喜ばれます。
▼ 慎重になるべき人・別の選択肢を検討すべきシーン
- 濃厚で重厚な生洋菓子を好む層:バタークリームやチーズ粒の素朴な味わいが特徴のため、洋生ケーキのようなトロトロ感を期待するとギャップが生じる場合があります。
- 即日・翌日消費を前提としたフレッシュスイーツを探している場合:日持ち重視の設計であるため、出来立ての水分量を極限まで求める場合は「生ナボナ」を直営店で指名買いするのが賢明です。

【お菓子のホームラン王】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ナボナは全国のシャトレーゼ店舗でも買えるのですか?
A1:基本的にナボナは「亀屋万年堂」の直営店舗、公式オンラインショップ、東京駅・羽田空港などの主要お土産売り場で販売されています。シャトレーゼの全店舗で常時取り扱っているわけではありませんが、一部のコラボレーション企画や地域限定フェア等でスポット販売されるケースがあります。
Q2:ナボナの定番の味(フレーバー)は何ですか?
A2:長年愛され続けている2大定番は「チーズクリーム」と「パインクリーム」です。特にチーズクリームには細かく砕いたプロセスチーズの小片が練り込まれており、塩味と甘みの絶妙なハーモニーが特徴です。
Q3:賞味期限や保存方法で気をつけるべきポイントは?
A3:通常のナボナおよびナボナ ロングライフは常温保存が可能で、賞味期限は製造から約60日間です。直射日光・高温多湿を避けた涼しい場所で保管してください。なお、直営店限定などで販売される「生ナボナ」は要冷蔵(10℃以下)で2〜3日程度の日持ちとなります。
Q4:王貞治氏は今でも亀屋万年堂と関係があるのですか?
A4:王貞治氏と亀屋万年堂の友情関係は現在も続いており、節目となる周年記念イベントや新商品発表の際にも温かいメッセージが寄せられています。金銭的な利害関係を超えた深い敬意と信頼で結ばれています。
まとめ:昭和から令和へ受け継がれる「お菓子のホームラン王」の誇り
「ナボナはお菓子のホームラン王です」という言葉が誕生してから半世紀以上が経過した今も、そのフレーズの輝きは色褪せていません。そこには、グラウンドで奇跡を刻み続けた王貞治氏の誠実さと、最高の菓子を届けようとした職人たちの情熱が息づいています。
シャトレーゼグループという強固なパートナーシップを得て、原材料の品質を一段と高めた現在のナボナは、まさに時代を超えて愛される東京の誇りです。大切な人への手土産に、あるいは日々のティータイムのひとときに、伝統と進化が織りなす「ホームラン級の味わい」をぜひ堪能してみてください。 (出典: お 菓子 の ホームラン 王(Yahoo!ニュース))