アルソックの身辺警護料金はいくら?個人依頼の相場と実態を徹底解説
身近に迫るストーカー被害や親族間の金銭・遺産トラブル、あるいは法廷出廷時の安全確保など、警察だけでは24時間の密着対応が難しい局面で頼りになるのが、民間警備会社による身辺警護(ボディーガード)です。なかでも業界屈指の知名度と実績を誇る綜合警備保障(ALSOK)の身辺警護サービスに対して、「個人でも依頼できるのか」「1日頼むと費用はいくらかかるのか」と疑問を持つ方は少なくありません。
公権力を持つ警察と異なり、民間警備会社の身辺警護は警備業法に基づく「4号警備」として厳格に運用されています。企業のVIPだけでなく、深刻な脅威に直面した一般個人からの依頼にも対応していますが、その費用体系や契約までのハードルには特有のルールが存在します。取材データと公式公開情報をもとに、アルソックの身辺警護料金の内訳や他社との比較、失敗しない相談手順を余すところなくお伝えします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:ALSOKの身辺警護は個人依頼が可能であり、費用相場は警備員1名あたり1日(実働8時間)5万〜10万円前後が基本ラインとなる。
- 要点2:危険度判定(リスクレベル)や事前現地調査、特殊車両手配、夜間割増によって総額が変動し、セコムなどの機械警備中心モデルとは契約形態が大きく異なる。
- 要点3:警備業法の制限により警備員には逮捕権などの公権力がないため、警察署(生活安全課)への事前届出と連携を前提に見積もり相談を進めることが最重要となる。
【料金実態】アルソックの身辺警護は1日いくら?個人依頼の費用相場
個人がALSOKに身辺警護(ボディーガード)を依頼する場合、料金はあらかじめ固定された定額パックではなく、案件ごとのオーダーメイド見積もりによって決定されます。基本となる計算軸は「警備員1名あたりの単価 × 人数 × 拘束時間 + 付帯費用」です。
業界の相場およびALSOK常駐警備などの公開業務基準を総合すると、身辺警備の基本単価は警備員1名あたり1時間あたり5,000円〜10,000円前後が一般的な水準です。これをベースにした1日あたりの費用目安は以下のようになります。
短時間(2〜4時間程度)のスポット警護であれば、警備員1名で3万〜5万円程度から設定されるケースもあります。一方で、裁判所への出廷同行や相手方との話し合いの場など、実働が半日から1日に及ぶ案件(実働8時間基準)では、警備員1名につき5万〜10万円前後が基本相場となります。
ただし、身辺警護は安全確保の観点から「単独(1名)警護」では死角が生じやすく、突発的な襲撃への対応に限界が生じます。そのため、一定以上の脅威が想定される現場では最低2名体制以上での配備が基本推奨となり、その場合の1日あたりの警備費用は10万〜20万円規模に達します。
さらに見落としてはならないのが「付帯費用」の存在です。身辺警護の総額には、以下の実費・追加費用が上乗せされます。
第1に「危険度加算(リスク手当)」です。具体的な脅迫状が届いている、相手方が凶器を所持している可能性が高いといった緊迫した状況では、防刃ベストや防護盾の装備、高度な武道有段者・身辺警護専従部隊の配置が必要となり、通常レートより20〜50%程度の割増料金が適用されます。
第2に「事前調査費(ロケハン費用)」です。警護対象者が移動する動線、出入り口の数、避難経路、エレベーターの制御状況などを事前にプロが下見・分析する作業が必須となるケースが多く、これに3万〜10万円程度の調査費用が発生します。その他、警備員の移動交通費、拘束中の宿泊費、警備車両の手配費(防弾・防護仕様車等の場合は別料金)が実費として計上されます。

【徹底比較】ALSOKとセコムの身辺警護・個人向け警備サービスの違い
個人が身辺の安全を確保しようとする際、必ず比較対象となるのが綜合警備保障(ALSOK)とセコム(SECOM)の2大警備会社です。両社は同じ総合警備大手でありながら、個人向けの安全対策に対するアプローチと得意領域に明確な違いがあります。
セコムは「機械警備のネットワーク」を最大限に活かした予防・抑止モデルを得意としています。個人向けには「ココセコム」のようなGPS端末による位置情報管理と要請時の緊急駆けつけ、あるいは自宅のホームセキュリティを組み合わせた面的な防犯を得意とします。一方で、マンツーマンで四六時中身体に付き添う厳格な4号警備(ボディーガード派遣)については、法人VIPやグループ専門会社(セコムジャスティック等)を介した対応が中心となり、個人の単発依頼へのハードルはやや高めに設定されているのが現状です。
これに対しALSOKは、武道精神を社是に掲げる歴史的背景から、人的な警護体制に圧倒的な厚みを持っています。ALSOK常駐警備をはじめとする各地域法人が機動的な部隊を組織しており、子どもの通学や通塾時のエスコートサービス、ストーカー事案に伴う身辺警備など、一般個人からの人的警護相談に対しても柔軟な受け皿を用意しています。
| 比較項目 | ALSOK(綜合警備保障) | セコム(SECOM) | 編集部の見解・選択の基準 |
|---|---|---|---|
| 人的身辺警護(4号警備) | 専任部署・常駐警備子会社が個人案件にも柔軟対応 | 法人契約や特定専門子会社が中心(個人単発は限定的) | 身体への直接的な付き添いを求めるならALSOKが優位 |
| 1日あたりの費用感 | 約50,000円〜100,000円(警備員1名/8h) | 個別特別見積もり(基本は月額駆けつけ制サービスが主) | 密着警護は両社とも高額だがALSOKの方が見積もり基準が明瞭 |
| 端末・緊急駆けつけ | 「まもるっく」等によるGPS追跡と駆けつけ要請 | 「ココセコム」による業界最高水準の駆けつけ網 | 付き添い不要で「有事の呼び出し」重視ならセコムが強力 |
| 軽警備・エスコート | 通学・通塾、高齢者の外出付き添いプランが充実 | セコム・ホームサービスの一環として生活支援寄り | 防犯を主目的とする移動同行ならALSOKの警備員が適任 |
| 緊急駆けつけ出動料金 | 1回あたり約6,000円〜10,000円(プランによる) | 1回あたり約10,000円(ココセコム契約時) | 月額費用と都度出動費用のトータルバランスで判断 |
【依頼シーン別】ストーカー対策からエスコートまで!実例と見積もり基準
個人が身辺警護を検討するシチュエーションは、映画に出てくるような国際要人の暗殺警戒だけではありません。実生活の中で深刻な危険が生じた際に利用されており、主な依頼パターンと費用の実態は3つに大別されます。
第1のケースはストーカー対策・DV避難時の身辺警備です。自宅から一時避難先への引っ越し作業中、あるいは弁護士事務所や警察署へ向かう移動時の護衛が該当します。相手方が待ち伏せしているリスクが高いため、警備員2名体制で周囲を警戒し、依頼人を挟み込む形で移動します。所要時間半日(約4時間)×警備員2名の場合、費用は約6万〜10万円が相場となります。もし相手方が接触してきた場合でも、警察への即時通報と依頼人の身体的隔離を確実に完遂します。
第2のケースは遺産相続トラブルや離婚調停・裁判出廷時の同行です。親族間や元配偶者との激しい対立があり、調停の場や法廷の敷地外(裁判所構内は裁判所の規則による)で直接的な罵声や暴力にさらされる恐れがある場合です。行き帰りの駅や駐車場から目的地までのアテンドを担います。半日程度のスポット拘束となることが多く、警備員1名で約4万〜6万円、万全を期して2名手配した場合は約8万〜12万円のレンジに収まります。
第3のケースは子どもの通学・通塾エスコートサービスです。著名人の子どもや、近隣で不審者事案が多発しているエリアにおいて、自宅から学校・塾の最寄り駅までをスーツ姿または指定の服装の警備員が徒歩で付き添います。この場合は緊迫した襲撃警戒というよりも見守りと抑止が主目的となるため、定期契約を結ぶことで1回(1〜2時間)あたり1万〜2万円程度に抑えたエスコート専用枠が設定される場合があります。

【実態検証】利用者の生の声と現場目線で見えたリアル
実際に大手警備会社へ身辺警護を依頼した経験を持つユーザーや、警備関係者の証言からは、Webサイトのパンフレットだけでは分からない現場のリアルが浮かび上がってきます。
大手ネット掲示板や知恵袋、取材に応じた依頼者の声を分析すると、ALSOKの身辺警備に対する評価として最も多いのが「威圧感を与えすぎないプロの立ち振る舞い」と「圧倒的な心理的安心感」です。元警察官や専門の武道訓練を受けた警備員が配置されるため、相手方が姿を現しても取り乱さず、法規に則った冷静な遮断行動を取ってくれたという感謝の声が目立ちます。「隣にガタイのいいプロがいるだけで、震えることなく裁判所まで歩くことができた」という証言は、4号警備が提供する最大の価値を示しています。
一方で、リアルな不満点やギャップとして挙げられるのが「費用のハードルの高さ」と「契約締結までのタイムラグ」です。「ストーカー被害で今すぐ今日から付き添ってほしいと連絡したが、状況のヒアリングや審査、契約手続きが必要で即日派遣は断られた」という声は少なくありません。民間企業である警備会社は、依頼人の身辺調査やトラブルの背景、反社会的勢力との関わりの有無を厳格にスクリーニングするため、初動に最低でも数日から1週間程度の準備期間を要することがあります。
また、「1週間毎日頼んだら50万円以上が吹き飛んだ」という費用面での悲鳴もあります。身辺警護は人件費そのものであるため、長期間の連続利用は個人資産にとって大きな負担となります。継続的に頼むのではなく、「示談書の手渡し日」「調停の初日」といった最も危険が高まるピンポイントの局面に絞って依頼するのが、経験者の共通した知恵です。
一般に知られていない盲点とネットの誤解|警察との決定的な違い
身辺警護を検討する際、ネット上で最も誤解されているのが「警備員は私設警察のように犯人を制圧・逮捕してくれるのか」という点です。
法律上、警備会社のボディーガードは一般の市民と何ら変わらない法的立場にあります。警備業法に定められている通り、警備員に特別な公権力(現行犯逮捕以外の捜査権や強制力)は与えられていません。武器の携帯も銃刀法等によって厳格に禁止されており、所持できるのは一定規格内の警戒棒(警棒)などに限定されます。
したがって、ALSOKの警備員の役割は「犯人と戦って撃退すること」ではなく、「危険を予見して回避し、対象者に危害が及ばないよう遮蔽(盾)となって安全な場所へ避難させること」に尽きます。相手が危害を加えようと突進してきた場合の防御(正当防衛・緊急避難の範囲)は行いますが、積極的に相手を制圧・追跡することは業務の目的ではありません。
さらに、多くの人が知らない決定的な盲点として、「警察への相談履歴がない案件は、警備会社が依頼を断る可能性が高い」という事実があります。民事不介入を盾にするトラブルであっても、ストーカー規制法やDV防止法に関わる事案の場合、警備会社は「まず所轄の警察署の生活安全課に相談してください」と指示します。警察が事案を認知していることが、警備会社にとっても「違法なトラブルに巻き込まれないための安全弁」となるためです。
【プロの結論】個人向け警護をおすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
高額な費用が発生する身辺警護サービスは、すべてのトラブルに適した万能薬ではありません。リスクマネジメントの観点から導き出される判断基準は明確です。
【依頼を強くおすすめできる人】
- 危険が生じる日時と場所が完全に特定されている人:「明後日の14時に〇〇駅で離婚相手と接触する」「調停の開廷日」など、ピンポイントで防護すべきタイムスケジュールが決まっている場合、費用対効果は極めて高くなります。
- 警察のパトロールだけではカバーできない移動経路に不安がある人:警察は自宅周辺の巡回を強化してくれますが、移動中の車内や駅から目的地までの付き添いは原則として行いません。この移動の隙間を埋める手段として、4号警備は唯一無二の防壁となります。
- 経済的余裕があり、精神的パニックを回避して日常を送りたい人:恐怖で外出もままならない状態から脱し、冷静な判断力を保つための「安全料」として割り切れる場合は、大きな投資価値があります。
【依頼を慎重に再考すべき人】
- 「いつ襲われるか分からない」という漠然とした恐怖に対し、長期契約を望んでいる人:1ヶ月間毎日警護をつければ数百万円の出費となり、根本的な解決に至る前に資金が枯渇します。この場合は人的警護ではなく、防犯カメラの設置、引っ越し、GPS駆けつけ端末の所持といった環境調整を優先すべきです。
- トラブルの相手と直接やり合いたい、警備員を威嚇に使いたいと考えている人:警備業法上、相手への威圧や示威行為を目的とする警備は受託できません。違法な対立行為に警備員を利用することは契約違反となり、即座に解除されます。
安全確保の基本は、相手との精神的・物理的バウンダリー(境界線)を明確に引くことです。警備会社に過度な全能感を求める共依存に陥るのではなく、「法的な解決(弁護士)」「公権力による取り締まり(警察)」と連携させ、その移行期間を無傷で乗り切るための「一時的な防波堤」としてALSOKの警備リソースを活用するのが、最もスマートで賢明な選択と言えます。
【アルソック 身辺 警護 料金】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:個人でもALSOKに身辺警護を直接依頼できますか?法人専用ではありませんか?
A1:一般の個人でも直接依頼可能です。企業の役員警護だけでなく、ストーカー対策、離婚や親族トラブル、子どもの通学同行など、個人向けの身辺警護を正式に受託しています。ただし、事案の内容や反社会的勢力との関わりの有無などに関する事前審査があり、違法行為に関わる案件や警備員の安全が著しく損なわれると判断された案件は受託されません。
Q2:1日だけ、あるいは数時間だけの単発契約は可能ですか?
A2:可能です。裁判所への出廷、遺産分割協議の話し合い、引っ越し当日の警備など、特定の数時間〜1日単位でのスポット契約に対応しています。ただし、警備員の手配や事前調査が必要となるため、最低基本料金(半日設定など)が設けられているのが通例です。
Q3:依頼してから最短何日で警護を開始してもらえますか?即日依頼はできますか?
A3:原則として即日の派遣は極めて困難です。身辺警護は警護計画書の作成や現地動線の調査、担当員の選定が必要となるため、問い合わせから実働まで最短でも3日〜1週間程度の余裕を見る必要があります。命の危険が直前に迫っている緊急事態の場合は、警備会社を探すのではなく直ちに「110番通報」を行い、警察の保護を求めてください。
Q4:相手に警戒されないよう、私服での警護(シークレット警護)は頼めますか?
A4:要望に応じて私服警護の相談も可能です。制服を着用して周囲に存在をアピールする「見せる警備(威嚇・抑止効果)」と、スーツ姿やカジュアルな私服で目立たずに同行する「目立たない警備」のいずれかを選択できます。目的や場所に合わせて担当者との事前打ち合わせで決定します。
Q5:見積もり相談は無料ですか?キャンセル料はかかりますか?
A5:初回の状況ヒアリングや概算の見積もり相談は原則として無料で行われます。ただし、警備契約締結後に依頼人の都合で直前キャンセルした場合は、警備業の規定に基づき所定のキャンセル料(前日50%、当日100%など)が発生するため、日程調整は慎重に行う必要があります。
まとめ:安心を買い安全を担保するためのスマートな選択肢
ALSOKの身辺警護は、警備員1名あたり1日5万〜10万円前後という決して安くはない費用がかかります。しかし、そこには武道や厳格な訓練に裏打ちされた高度な防護能力、そして大手ならではのコンプライアンスと組織的な対応力という、確固たる価値が担保されています。
トラブルの渦中にあるときは、恐怖から視野狭窄に陥りがちです。まずは警察署の生活安全課へ被害の実態を届けて公的な記録を残した上で、自らの動線や接触日時に合わせた具体的な警備プランをALSOKのセキュリティアドバイザーに無料相談してみるのが得策です。費用対効果を冷静に見極め、自らの命と平穏な日常を守るための強力な選択肢として活用してください。 (出典: アルソック 身辺 警護 料金(Yahoo!ニュース))