ケンコバ愛車バイク遍歴の真相!名車カワサキZ1とFXの熱狂
芸能界随一の筋金入りバイカーとして知られるケンドーコバヤシ。数多くのタレントが最新の快適な大型ツアラーやネオクラシックモデルへと流れるなか、彼が一貫して情熱を注ぎ続けているのが1970年代から80年代の空冷カワサキ車です。決して利便性が高いとは言えない半世紀前の旧車を、なぜ彼はこれほどまでに愛し、莫大な時間と情熱を注ぎ込むのでしょうか。
愛車である伝説的名車「カワサキ・Z1(900 Super Four)」や角タンクの最高峰「Z750FX」をはじめとするガレージの全貌、カスタムの総額、そして無骨なアメカジとヴィンテージギアで統一されたバイカースタイルまで、公式メディアでの発言や専門誌の取材記録をもとに徹底的に深掘りします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:ケンドーコバヤシの愛車遍歴の中心は、空冷4発の至宝「カワサキ・Z1」と角Zの傑作「Z750FX」。ビンテージの風合いを残しつつ走りを磨き上げた本格派カスタムが施されている。
- 要点2:昨今の旧車バブルとパーツ枯渇により、Z1やZ750FXの車体相場は高騰。ケンコバ仕様のコンディションを維持・カスタムするには1台あたり500万〜700万円規模の価値に達する。
- 要点3:彼が旧車を愛し続ける理由は「手がかかる不完全さへの愛着」。タイパや効率が重視される現代社会における、強烈なアンチテーゼと男のダンディズムがそこにある。
【2026年最新】ケンドーコバヤシの愛車遍歴と現在のガレージ事情
お笑い界屈指のヴィンテージフリークであるケンドーコバヤシの愛車として、ファンの間で真っ先に名前が挙がるのがカワサキ・Z1(900 Super Four)です。1972年にカワサキが世界最速を目指して世に放ったオートバイ史の金字塔であり、ケンコバはこの漆黒のモンスターを長年にわたり手元に置き、日々の足やロングツーリングの相棒として慈しんできました。
さらに彼のガレージには、70年代末期の角張ったスタイリングが熱狂的人気を誇るカワサキ・Z750FX(D1)も名を連ねています。「丸Z」の最高峰であるZ1と、「角Z」の完成形であるZ750FXの双方を所有し、乗り分ける姿は、まさに生粋の旧車愛好家そのものです。
日常の街乗り用としては、かつてカワサキ・250TRをボバーテイストにカスタムした車両や、イタリアのクラシックスクーターであるベスパ(Vespa)も乗り継いできた経歴を持ちます。しかし、彼が最も魂を共鳴させているのは、まぎれもなく70年代のカワサキ空冷4気筒エンジンであり、現在もその2台の名車が彼のバイクライフの絶対的支柱として君臨しています。

名車カワサキZ1とZ750FXへの熱烈なこだわり|カスタム総額と相場データ
ケンコバのバイクに対するアプローチは、単なる投機目的のコレクターやフルノーマル至上主義とは一線を画しています。当時の雰囲気を色濃く残しながらも、現代の交通環境で安全かつ痛快に走るための「実走派カスタム」が徹底されているのが特徴です。
彼のZ1は、艶やかなブラックに火の玉カラーのラインが映えるシックな外観を保ちつつ、手曲げの集合管マフラー、ケイヒンCRキャブレター、強化されたオイルクーラー、そして信頼性の高いブレーキシステムへと換装されています。アイドリング時の不整脈のような荒々しい排気音と、スロットルを開けた瞬間の咆哮は、丹念に同調を取られたキャブレターならではの凄みを放っています。
| 項目 | ケンドーコバヤシ所有車の仕様 | 市場相場(2026年基準) | 編集部の専門的評価 |
|---|---|---|---|
| カワサキ Z1 (900 Super Four) | CRキャブ、手曲げ集合管、点火系ウオタニSP2換装、足回りセッティング | 450万〜700万円(極上レストア車) | 投機目的ではなく「街を流せて遠出もできる」ストリートの実戦仕様。過度なハイテク化を避けた渋い仕上がり。 |
| カワサキ Z750FX (D1) | 外装オリジナル基調、ショート管、点火系・電装系アップデート | 400万〜650万円(タマ数激減) | 生産台数が極めて少なくパーツ確保が困難な角Z。オリジナル形状を尊重した玄人好みの佇まい。 |
| 累計カスタム・維持費用 | エンジンフルオーバーホール、ワンオフパーツ製作、電装全引き直し等 | 年間維持費50万〜100万円以上 | 2台合わせた車体価値とカスタム・維持の累計額は、控えめに見積もっても1,500万円以上に相当。 |
ヴィンテージバイク市場の高騰が定着した昨今、状態の良いZ1やZ750FXを手に入れること自体が極めて困難です。ケンコバが注ぎ込んだ金額は、単なる車両購入価格だけでなく、熟練メカニックによるオーバーホールや定期的なセッティング費用を含めると莫大な額に達します。しかし、彼にとってその支出は単なるコストではなく、「名機の鼓動を後世へ乗り継ぐための入場料」にほかなりません。
なぜ旧車を愛し続けるのか?不便さを愛でるケンコバ流の人生哲学
セルボタンひとつで始動し、ABSやトラクションコントロールが完璧にライダーを守ってくれる現代のバイクと比べれば、70年代の旧車は不便極まりない乗り物です。夏場になれば空冷エンジンは猛烈な熱気でライダーの太ももを焼き、渋滞に巻き込まれればオーバーヒートの危機に直面します。冬場にはチョークを引き、キャブレターの機嫌を伺いながら暖機運転をしなければ走り出すことすらできません。
バイク専門誌のインタビューやトーク番組の中で、ケンコバは旧車に乗り続ける理由について、次のようなニュアンスを語っています。
「今のバイクが優秀なのは百も承知。でも、機嫌が悪い日があって、手がかかって、こっちが気を使ってやらんと走ってくれへんヤツのほうが愛着が湧く。自分の思い通りにならん不器用なマシンを手なずける時間が、一番贅沢なんですよ」
この言葉に象徴されるように、彼が求めているのは移動の速さや快適性ではありません。デジタル化によってあらゆるものが即座に手に入り、予測可能になった世の中だからこそ、金属とオイルの匂いが立ち込める「ままならない機械」と対話する行為そのものが、精神の解放区となっているのです。

ヘルメットからアメカジまで!ケンコバ流バイクファッションの美学
ケンコバのバイクカルチャーへの造詣は、マシン本体だけに留まりません。車体とライダーが一体となったときのシルエットを計算し尽くしたバイクファッションは、多くの大人のライダーから絶大な支持を集めています。
愛用するヘルメットは、ヴィンテージレーサーの佇まいを現代の安全基準で復刻した「OCEAN BEETLE(オーシャンビートル)」のショーティーや500-TXタイプ、そしてアメリカンヴィンテージの名門「BUCO(ブコ)」のジェットヘルメットが中心です。小ぶりな帽体と無骨なチンカップが、彼の鍛え上げられた体躯と髭によく似合います。
ウェアに関しても、最新のハイテクテキスタイルではなく、着込むほどに体に馴染むヘビーオンスのデニムやダック地のベスト、そしてSchott(ショット)などの無骨なレザージャケットを好みます。さらに「WEIRDO(ウィアード)」や「GLAD HAND(グラッドハンド)」といった、不良性とクラシックな遊び心が同居するオールドスクールなブランドを自然体で着こなすのがケンコバ流です。「バイクから降りてそのまま酒場に入っていける格好」という彼のポリシーは、まさにストリートで培われた大人の美学といえます。
芸人ツーリング仲間との絆と人気バイク番組の裏側
ケンコバのバイクライフを語るうえで欠かせないのが、気心の知れたツーリング仲間の存在です。千原ジュニア、チュートリアル徳井義実、スピードワゴン井戸田潤、バイきんぐ小峠英二、そしてレイザーラモンRGなど、芸能界きっての愛車家たちと結成されたツーリングコミュニティでは、飾らない男同士の交流が繰り広げられています。
かつて彼が出演したバイク番組やツーリングロケの現場でも、台本通りに予定調和で進む旅ではなく、誰かの旧車が突然プラグかぶりを起こして路肩で修理を始めるといったアクシデントこそが、最大のエンターテインメントとして昇華されてきました。トラブルが起きても誰もイライラせず、「旧車やからしゃあないな」と笑いながら缶コーヒーをすする時間。そこに流れる空気感こそが、多忙を極める芸人たちがバイクに惹きつけられる最大の理由です。

一般に知られていない盲点とネットの誤解
ネット上では「芸能人の旧車趣味なんて、どうせ専門ショップに丸投げの飾りだろう」「見栄のために高いバイクを買っているだけではないか」といった冷ややかな声が散見されることがあります。しかし、ケンドーコバヤシの実態を知るバイク業界関係者は一様にその見方を否定します。
彼のZ1やZ750FXは、ガレージに鎮座する工芸品ではなく、雨天でも容赦なく実走される「現場のバイク」です。キャブレターの吸気音の変化からエンジンのコンディションを察知し、異常があれば即座に適切な処置を施すなど、旧車と対峙するための基礎知識と愛情を長年の経験から身体に叩き込んでいます。
また、「お金さえ積めば誰でも維持できる」というのも旧車に対する大きな誤解です。70年代のバイクは、部品を新品に交換すれば解決する現代の車両とは異なり、個体ごとの微妙な歪みや過去の履歴に合わせた職人技のすり合わせが欠かせません。ケンコバが名車に乗り続けられている真の理由は、潤沢な資金力以上に、腕利きメカニックとの長年にわたる厚い信頼関係と、バイクへの真摯な敬意を持ち続けている点にあります。
【プロの結論】旧車ライフに向いている人・慎重になるべき人の判断基準
ケンコバの姿に憧れて「自分もZ1やヴィンテージバイクを手に入れたい」と考えるライダーに向けて、旧車専門ジャーナリズムの視点から明確な適性基準を提示します。
【旧車ライフに向いている人】
- 不便さや予期せぬトラブルを「エピソード」として笑える人:ツーリング先での突然のストップを冒険の一部として楽しめる精神的余裕が必須です。
- 日頃のメンテナンスや観察を面倒に感じない人:乗る前のオイル量チェック、チェーンの張り、ボルトの緩み、異音の聞き分けを日常のルーティンとして愛せる人。
- 信頼できるプロショップと対等かつ長期的な関係を築ける人:パーツの入手難やワンオフ製作に時間がかかることを理解し、技術者へのリスペクトを払える人。
【旧車をおすすめできない人・慎重になるべき人】
- 「目的地に時間通り確実に着くこと」を最優先する人:天候や渋滞、突発的な電気系トラブルに左右されやすいため、通勤や仕事の足として旧車を検討するのは避けるべきです。
- 維持費を極限まで削り、コスパを重視したい人:消耗品の交換スパンが短く、専用の旧車向けオイルやリプロパーツの費用など、維持には現行大型車以上の継続的な出費が伴います。
- 「ボタンひとつで何でも解決する快適さ」を求める人:重いクラッチ操作、利きにくい旧型ブレーキ、キックスタートの儀式などにストレスを感じるなら、現行のネオレトロモデル(Z900RSなど)を選ぶのが賢明です。
【ケンコバ バイク】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ケンコバが現在メインで乗っているバイクの車種は何ですか?
A1:現在もカワサキの伝説的名車「Z1(900 Super Four)」と「Z750FX」の2台がメインの愛車です。どちらもヴィンテージの雰囲気を大切にしながら、実走重視のカスタムと完璧なメンテナンスが施されており、現役で日常走行やツーリングに使用されています。
Q2:ケンコバ仕様のZ1やZ750FXを今から買うといくらかかりますか?
A2:昨今の世界的な空冷旧車バブルの影響により、Z1はベース車両とフルレストア・カスタム費用を含めると500万〜700万円、Z750FXも400万〜650万円前後が市場の相場です。ケンコバと同等レベルのコンディションと走りを実現するには、総額で600万円以上の予算を見込む必要があります。
Q3:ケンコバが愛用しているヘルメットのブランドはどこですか?
A3:主に「OCEAN BEETLE(オーシャンビートル)」のヴィンテージレプリカモデルや、「BUCO(ブコ)」のヴィンテージタイプを愛用しています。小ぶりでクラシカルなシルエットのジェットヘルメットやハーフヘルメットを好み、無骨なアメカジファッションと見事に調和させています。
Q4:ケンコバのバイクツーリングでのエピソードや走る姿を見る方法はありますか?
A4:CS放送や配信サービスで展開されたツーリング特番のアーカイブのほか、千原ジュニアやバイきんぐ小峠、野性爆弾くっきー!ら芸人仲間の公式YouTubeチャンネルへのゲスト出演などで、リアルなライディング姿や旧車トークを楽しむことができます。
まとめ:効率重視の時代にケンコバが教えてくれる「愛車と生きる価値」
あらゆるものが効率化され、手軽で無駄のない生活が推奨される時代において、ケンドーコバヤシが貫く旧車愛は、時に不合理に見えるかもしれません。しかし、不機嫌なエンジンをなだめ、オイルの熱気を感じながら目的地を目指すその時間は、何物にも代えがたい「生きている実感」をライダーに与えてくれます。
ただ高価なマシンを所有することではなく、マシンの弱点も含めて丸ごと引き受け、自分好みのスタイルへと育て上げていく。ケンコバの愛車バイク遍歴が多くの人々を惹きつけてやまない理由は、その無骨でブレない生き様が、マシンを通じて鮮烈に表現されているからにほかなりません。 (出典: ケンコバ バイク(Yahoo!ニュース))